手書き書類を書き間違えた!伝票や領収書などの訂正の仕方
伝票や領収書、納品書など手書きで記入する書類を間違えてしまう、そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。今回はそんな手書き書類の伝票や領収書など書き間違えてしまった時の訂正方法についてご紹介します。
手書きで記入する経理書類
手書きで記入する書類はとても多くあります。経理書類の中では、伝票(入金伝票、出金伝票、振替伝票、仕入伝票、売上伝票など)や領収書があげられます。
伝票に関しては、伝票制についてや各伝票の説明で過去にもいくつか記事をご紹介していますので、こちらも合わせて読んでみてください。
手書きで記入する書類を訂正する方法
書類によって書くべき項目がいくつもあります。また、その書類の種類によって訂正の仕方も変わります。もちろん会社によって訂正の仕方もルールを設けているところが多いと思いますので、確認してから訂正しましょう。
訂正するというと「書き直す」か「書き加える」か「削除する」といった訂正です。
その方法は、修正ペンや修正テープ、二重線を引いて訂正印を押すなどの方法があげられますが、共通して訂正する方法は「二重線を引き訂正印を押印する」方法です。
◾️二重線を引き訂正印を押す
間違えてしまった箇所の上に二重線を引き、二重線の上、または端と端に訂正印を押します。上部などに正しい文字を記載して訂正完了になります。
訂正印(ていせいいん)とは、文書の一部を訂正するときに押す印のことです。
文書の訂正箇所にハンコを押すことは、押印した本人が自ら訂正した証で他者による改ざんではありませんと示すことになります。
重要書類などを訂正するときは、その契約書に押した印鑑と同じ印鑑で訂正するのが正式な方法です。
また、訂正する際には一部ではなく全部を訂正しましょう。
例えば、7,000円と記載するところを5,000円と書き間違えたとしましょう。
訂正する場合、7,000円全てを二重線で消して5,000円と記載し直しましょう。最初の数字の7の箇所に二重線を引いて5だけ記載するのは訂正の仕方としては正しくありません。
絶対してはいけない訂正方法
伝票や領収書は税法上重要な書類にあたります。納品書は証憑書類に分類されるため、改ざんを防ぐためにも、修正ペンや修正テープでの訂正はやめましょう。
伝票や領収書などの税法上重要な書類にあたる訂正方法は、「二重線」と「訂正印」が基本になります。
領収書などのもっとも望ましい訂正方法は、再発行することです。もちろん書き損じた領収書は破棄せず保管しておきましょう。書き損じてしまった領収書の控えの扱いに関しては、領収書の控えの役割でもご紹介していますので、よければ合わせて読んでみてください。
今回は、伝票や領収書などの訂正の仕方についてご紹介しました。経験したことのない書類に携わった時や慣れている書類でも、間違えてしまうことはあります。間違えた時の対処方法を知っておくことで、スムーズに処理できます。ただし、経理書類など訂正方法は会社によってルールを設けているところも多いので、訂正方法は確認しておきましょう。
経理の書類に上がる伝票や領収書のご相談になると、飲食店などの現金商売をしているお店からの注文や介護事業で使用する介護事業用伝票があります。ロゴマークや社名などデザインされているオリジナルの領収書やオリジナルのサービス実施記録を記載した伝票などを作りたい、どんなのか悩んでいる、そんな場合には伝票印刷どっとこむにご相談ください。