伝票とは?伝票とその種類について

経理の仕事では毎日関わる伝票。経理の仕事だけでなく、いろいろな伝票があり私たちの日常でも関わることが多いんです。伝票は多種多様な書式が存在し、記載内容や使用状況がそれぞれ異なります。今回はそんな伝票の概要からいろんな伝票の種類をご紹介します。

伝票とは?

伝票とは、会計上の取引が誰が見ても分かる状態になっている書類をいいます。「いつ、どのような取引が行われたのか」がわかることが重要です。一定の書式にもとづいて、金銭の入出金や商品の販売・仕入れ、掛取引などさまざまな取引内容を記載します。

伝票類の保存は、原則として紙として行います。しかし近年、伝票など帳票のデジタル化保存が認められるようになりました。伝票類の電子保存については「企業内での決裁や情報整理などを目的」として使っている場合は、電子帳簿保存法の適用外です。しかし「国税関係帳簿の記載内容を補助する目的」で作成・保存され、その伝票が補助簿を構成する場合は、納税地の税務署長の承認を受けることで電子保存できます。
国税関係帳簿書類の電子保存は「帳簿」「決算関係書類」「その他の証憑類」の3種別でそれぞれ制定され、どのように保存ができるかどうかが定められています。

伝票の記載すべき共通項目

伝票って規定事項があるのかな?と思われたことがある人もいると思います。じつは、書式に関する法的な決まりや会計原則の規定事項はありません。独自で作成したり、当社のような印刷会社でオリジナルのデザインを採用することが可能です。
ただし、どの伝票であっても記載すべき共通項目が存在します。
・日付
・勘定科目
・摘要(取引内容)
・金額
・起票者(伝票に記入した人)の押印やサイン
インボイス制度に対応させる場合は、消費税8%の取引内容・金額と10%の取引内容・金額がわかるように起票します。インボイス制度については、また別の機会にご紹介します。

伝票の種類

・伝票式会計で使用する入金伝票・出金伝票・支払伝票・振替伝票・売上伝票
・納品伝票(納品書)
・お会計伝票
・作業伝票
・受発注伝票
・契約伝票
・入出庫伝票
・訂正返品伝票
・チェーンストア統一伝票
等様々な伝票の種類があります。

今回は、様々な伝票をご紹介しました。伝票印刷どっとこむでは、サービスを実施した内容を記録する介護事業用伝票から伝票式会計で使用する伝票、現在お使いの伝票をそのまま作成するそっくり伝票、今よりもっと使い勝手を良くしたいという伝票に関するご相談まで受付しています。お気軽にご相談ください。