納品書の役割・請求書との違い
商品やサービスなどを納品する際に必ずつける納品書。「請求書だけではいけないの?」「どうやって書くの?」など疑問を持たれた方もいるのではないでしょうか。今回は、納品書の役割・請求書との違いをご説明します。
納品書について
納品書とは、商品やサービスなどを納品の際に発行される書類のことをいいます。納品書は基本、現物がある商品などの場合は発送時に同封し、現物がないサービスなどの場合は別途送付します。
・納品書の役割
納品書の役割は、依頼主に安心感を与えることです。例えば、商品やサービスに納品書をつけずに送付した場合、注文したものがすべて届いたのかどうか不安になってしまいます。しかし、納品書を同封することで、納品された内容や個数を確認することができるので安心感を得られます。納品書は、商品やサービスを確かに受け取ったということが証明できます。
納品書の記載事項
取り扱う商品やサービスにより異なりますが、基本的には下記の5点です。
1.書類作成者の氏名又は名称
2.取引年月日
3.取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
4.税率ごとに区分して合計した税込対価の額
5.書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称
※小売業、飲食店業、タクシー等を営む事業者が交付する書類については、5の記載を省略することができる。
※仕入れ先から交付された請求書等に、「軽減税率の対象品目である旨」や「税率ごとに区分して合計した税込対価の額」の記載がないときは、これらの項目に限って、交付を受けた事業者自らが、その取引の事実に基づき追記することができる。
※その書類に記載されている事項について、取引の相手方の確認を受けたものに限る。
納品書と請求書の違い
請求書とは、商品やサービスを引き渡した後に代金を請求する書類のことをいいます。
納品書には振込先情報が不要です。一般的に、同じ顧客からの納品が月に複数回ある場合は、納品書は納品ごとに発行されます。それに比べて、請求書は各社決まった月締めで合計し、1枚の請求書で送付します。
今回は納品書の役割・請求書との違いをご紹介しました。納品書も請求書も目的は違いますが、顧客との業務の進捗を明確に示す大事な書類です。取引先によっては、納品書と請求書を一枚にまとめるところもあります。
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